給料が少ないからお金が貯まらない…
将来のことを考えると、貯金や投資を始めたいな。

このような悩みにお答えします。

この記事の内容

  • 家計管理とはなにか?
  • なぜ家計管理が重要なのか?
  • 家計管理の方法は?
  • 家計管理をしても赤字になる場合どうすればよいか

「もっと給料が多ければ貯金や投資できるのになー」とは誰もが思うものですが、貯金や投資をできないのは給料が多い少ないの問題ではありません。

もちろん給料が多いに越したことはないのですが、どっちかと言うと家計管理の問題です。

日本では給料が多いと言っても、せいぜい年収1,000万円超える程度(税金や社会保険料で手取りはもっと減る)で、そのくらいの収入なら何も考えずにお金を使えばすぐに無くなってしまいます。

実際に、年収1,000万超え貯金0円の知り合いがいます。。。

一方で手取り年収200万円ちょっとの私ですが、家計管理をちゃんとすることによって、29歳で金融資産1,000万円以上を達成し、その後も資産を増やしています。

正確には、「家計管理+結婚のダブルインカム」によって20代で1,000万円達成しました。

この記事では、もしや家で実施している家計管理の方法について書きます。

家計管理をすることで、給料が少なくてもお金を貯めれるようになりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

家計管理とは?

家計管理とは、家計のお金の流れを把握して、ルールに従ってお金を管理することです。

もしや家の家計管理としては、ざっくり次の3つのことをしています。

家計管理で管理すること

  • 家計(変動費、固定費、資産、負債)を把握する
  • 将来必要なお金をざっくり見積もる
  • 将来必要なお金を貯める仕組みを作る

家計管理をしっかりすることで、計画的にお金を作れるようになり、将来のお金の不安をなくすことができますよ。

なぜ家計管理が重要なのか?

「家計管理なんかしなくても、いっぱい稼いだり節約してればお金は貯まるでしょ」と思われる方もおられるのではないでしょうか。

確かに理屈上は、稼いだり節約すればお金は貯まるはずなのですが、、、実際はいっぱい稼いだり・頑張って節約してもお金が貯まらない人はいっぱいいます。

実は、学生時代の私も節約をしてるのにお金が貯まりませんでした。。。

家計管理の仕組みを作らないと、お金は貯まりにくくなります。

家計管理をしないとお金が貯まりにくい理由

  • 効果的な節約方法を実行することができない
  • 計画的なお金の使い方ができない
  • お金を着実に貯めることができない

だから家計管理が重要なのです。

効果的な節約方法を実行することができない

家計管理をしっかりしないと、効果的な節約方法を実行することができません。

何にどれくらいお金を使っているのかを正確に把握しないと、お金を無駄に使いすぎているものが分かりません。

そのため、「住居費や車代にお金をかけすぎているのが問題なのに、食費や光熱費の節約を頑張ってしまう」ということが起こりえます。

そうすると、「頑張って節約しているのに結果が出ない」という苦しい状態になります。

「全然頑張ってないのにお金は貯まる」という状態を、家計管理で目指しましょう。

感情に流されたお金の使い方をするとお金は貯まらない

感情に流されたお金の使い方とは、例えば次のようなものです。

  • 今月は節約頑張ったから欲しいもの買っちゃおう♪
  • 貯金額増えてきたから贅沢しちゃおうかな
  • 今月お金足りないけど、リボ払いすれば何とかなるよね
  • 将来必要なお金?まあ何とかなるでしょ

学生の時の私は、節約を頑張る一方で、このようにルーズなお金の管理をしていました。。。

節約で少しお金を貯めては、もっと大きい金額を使ってしまうので、貯金は0円でした(笑)。

家計管理をおろそかにして、目先だけの節約術のようなものばかりしていては、節約で我慢している割にお金は貯まらないのです。

節約術も大事ですけど、優先順位は家計管理の方が上ですね。

家計管理をする方法とは?

家計管理ですることは、次の3つです。

  • 家計(変動費、固定費、資産、負債)を把握する
  • 将来必要なお金をざっくり見積もる
  • 将来必要なお金を貯める仕組みを作る

以降でご説明させていただきますね。

家計(変動費、固定費、資産、負債)を把握する

まずは、家計を把握するところから始めましょう。

家計簿をつけ、次のようなものに1カ月でいくらくらい使っているかを把握します。

変動費食費
交際費
娯楽費など
固定費水道代
光熱費(ガス・電気)
通信費(携帯・光回線など)
住居費(家賃・住宅ローン返済)など
資産株・債券
不動産
貯金など
負債マイカーローン
住宅ローンなど

変動費や固定費には「節約術」などあったりしますが、一旦は把握するだけでOKです。

家計を把握することで、効果的な節約策を実行したり、計画的にお金を使うことができるようになりますよ。

家計簿はどうやってつけたら良いの?

家計簿はスマホアプリや市販の家計簿帳でつけることができます。

おすすめは、マネーフォワードの家計簿アプリです。私もこのアプリを利用していますが、非常に簡単に家計簿をつけることができますよ。

マネーフォワードの家計簿アプリがおすすめな理由

  • 自動で家計簿をつけてくれるので簡単&楽ちん
  • グラフが見やすいので家計の問題を見つけやすい
  • 収入・支出・資産・負債まで全て管理できる

グラフで支出を確認できるので、問題点を見つけやすいのが気に入っています。

冬の電気代が大きいことに気づけたので、2024年は暖房器具の節電対策を実施し、電気代を半額にできました。

欠点は、無料会員だと口座登録数が少ないところですね。。。

私は有料で利用していますが、まずは無料でお試しされてみてはいかがでしょうか。

お金の用途ごとに財布を分ける

家計を把握できたら、次は財布(お金の出どころ)を分けましょう。

財布(お金の出どころ)を分けることで、家計の把握や予算の作成がしやすくなります。

財布を分けるとは?

財布を分けるとは、用途ごとに複数の銀行口座を作ることです。

用途ごとに作るとは言っても、光熱費用とか通信費用、食費用・・・のように細かく分けすぎると大変ですよね。

私は次の3つに分けています。

口座区分利用用途
給料受取・固定費・予備費用口座・給料の受け取り。
・固定費(水道・光熱費、通信費、住宅ローン)の支払い
・予備費(急な出費や家庭のイベント)の支払い
貯蓄・投資用口座・毎月の貯蓄
・株式投資
私は貯金より投資派なので、貯金せずに全額証券口座に入れています
お小遣い用口座・変動費(食費、日用品、子どもへの貢物)の支払い
・自由用(自分の趣味や副業費用など)
毎月末この口座の余りも全て証券口座に入れています(笑)

変動費をお小遣いの中に取り込むことによって、食費などにお金を使いすぎることを防いでいます。

財布を分けるときのポイント

ポイントは、貯蓄や投資用の口座を分けていることです。

貯蓄や投資用の口座を分けて、給料天引き貯金をしていくことで、強制的にお金が貯まるようになります。

「入金専用」と決めた口座からは、目標としているイベント(子どもの教育資金・結婚、退職)があるまでは、原則として出金しないようにしましょう(お金があるのに使えないのは辛いですがw)。

お金の用途ごとに予算を付ける

財布を分けたら、次はお金の用途ごとの予算を決定しましょう。

家計簿の固定費や変動費の金額をもとに、金額を決めていくと良いです。

もしや家の予算

私の家の予算は、ざっくり下の表のような感じです。

お小遣い(もしや)30,000円
お小遣い(妻)30,000円
住居費(住宅ローン、マンション管理費)77,000円
水道光熱費15,000円
通信費(携帯、光回線)5,000円
子どもの習い事(ピアノ)7,000円
合計164,000円

4人家族で、毎月合計で164,000円ほどかかっています。。。

「手取り15万円台なら貯蓄どころか赤字やんけぇ!」と言われてしまいそうですが(笑)、賞与を含めればプラス収支になります。

さらに副業や投資で稼いでいるお金があり、運よく稼げたときは随時投資用の証券口座に入金しています。

ですので、一見カツカツに見えますが、どんどんお金が増えていっています。

予算を決めるときのポイント

予算を決めるときのポイントは2つあります。

  • 黒字になるようにすること
  • 投資や貯蓄の額を少しでも作ること

貯蓄などに余裕がある場合を除いて、基本的に黒字になるようにしましょう。

教育費や医療費などの増加で、一時的に赤字になることはあるかと思いますが、平常時は黒字になることが望ましいです。

また、毎月数千円でも良いので、投資や貯蓄に予算を当てるようにしましょう。

給料が振り込まれたらすぐに貯蓄や投資用口座に予算額を振り込むことで、お金が貯まるようになります。

生活防衛資金を作る

万が一家計の収入が途絶えても生活ができるように、生活防衛資金を用意しておくようにしましょう。

生活防衛資金とは、3ヵ月から半年程度は働かなくても生活できるくらいのお金です。

どれくらい必要かは、家庭によって異なってきますが、100万円くらいあればとりあえずは安心できるのではないでしょうか。

まだ生活防衛資金がない場合は、給料天引き貯金でとりあえず生活防衛資金を作って、生活防衛資金は減らさない程度にお金を使っていくようにすると安全です。

将来必要なお金を計画的に準備する

将来必要なお金を見積もり、計画的に準備するようにしましょう。

下の表のような感じで、大きなお金が必要なイベントと必要な時期・目標金額を列挙して、計画的にお金をためていくのがおすすめです。

イベント目標期日目標金額
結婚式1年以内100万円
新婚旅行1年以内50万円
出産5年以内50万円
マイホーム10年以内300万円
子どもの教育費20年以内200万円

金額は適当ですが、将来必要な金額と向き合って、いつまでに、いくら用意すれば良いのかを計算することで、安心して生活することができます。

目標金額を用意する方法としては、給料天引き貯金をするのがおすすめです。

家計管理をしても赤字になる場合どうすればよいか

私のように収入が少ない場合、予算が収入をオーバーしてしまって「貯金どころか毎月赤字になるよ!」という方もおられるかと思います。

その場合は、以下のような方法で黒字化させましょう。

  • 節約術を使い支出を減らす
  • 副業や転職で収入を増やす

どちらも様々な方法があり、誰でも実践できる非常に再現性の高い方法もあります。

今後、簡単な節約術や収入を増やすための方法についても、ご紹介しますね。

節約術を使い支出を減らす

節約術は様々な方法がありますが、次のような効果が大きい節約をするのがおすすめです。

どれもそれほど難しくありませんが、全部の節約をすれば数万円以上は節約することができます。

支出を減らすことで、家計を黒字化させやすくなります。

副業や転職で収入を増やす

支出を減らす一方で、副業や転職で収入を増やすことも有効です。

私は副業でけっこう稼いできました。

  • 米国株投資:年20万円以上の配当金(含み益200万)
  • FX自動売買(自作):累計50万くらい
  • FXツール販売:累計200万くらい
  • サイト運営:累計数千円

今後は米国株投資とサイト運営を強化していく予定です。

今の職場は毎日定時に帰れるので給料が安くても続けていますが、同じ条件で給料が上がるのであれば転職もしたいですね。

まとめ

収入が少なくてもお金を貯めることができる方法をご紹介しました。

貯蓄・投資用の口座に予算を付けて毎月給料天引きで入金し、それ以外のお金で生活するようにすれば、誰でもお金を貯めることができます。

逆にどれだけお金を稼いでいても、浪費して収入以上のお金を使っていたら、一切お金は貯まりません。

そういう訳で、家計管理をしっかりすることが大事なのですね。

節約やお金を増やすことも大事ですが、まずは家計管理を習慣化してみてくださいね。