「株をやっているけど、全然利益が出ない。もしかして、向いてないのかな。。。」
このように悩まれている方は、私の投資方法を試してみてはいかがでしょうか。
私はトレードが下手くそで、株を始めた2017年から2021年くらいまでの4年間は、株のデイトレードやバイナリーオプション、FXなどに手を出しましたが、最大瞬間風速200万円近く負けました。。。
そんな下手くそな私でも利益を出せるようになった投資方法が、米国高配当ETF投資です。
米国高配当ETF投資では、2021年から2024年末で300万弱資産を増やしています。

この記事では「①米国高配当ETF投資の概要」と「②私の米国高配当ETF投資方法」をご紹介します。
- 株やFXをしているけど勝てていない人
- 一般的なインデックス投資を信用しきれない人
- めんどくさい分析をしたくない人
このような人(まあ全て以前の私なのですがw)は参考にしてみてくださいね。
米国高配当ETF投資とは?
米国高配当ETF投資とは、米国高配当ETFを長期で保有する投資方法です。
米国高配当ETFを保有することで継続的に得られる分配金を目的とした投資方法です。
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、上場している投資信託のことです。
日経平均株価やS&P500などの指数に連動するような投資商品ですが、投資信託と違いリアルタイムで取引することができます。
米国高配当ETFとは、配当利回りの高い米国株式で構成されたETFです。
主な米国高配当ETF
主な米国高配当ETFとしては、次の3つがあります。
- SPYD(SPDRポートフォリオ・S&P500高配当株式ETF)
- HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF)
- VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
それぞれに特長がありますが、私はVYMをメインに投資しています。
私はメインの投資対象にはしていませんが、QYLDのような分配利回り10%を超えるようなETFもあります。
私の米国高配当ETF投資法
私の米国高配当ETF投資方法は、以下のように行っています。
利用証券会社 | 楽天証券 (NISA口座、枠を超えた分は特定口座) |
投資銘柄 | VYM |
買いのルール | 毎月月初5万円買い付け その他、臨時収入あれば買い付け |
売りのルール | 売りません |
分配金 | 再投資(一定より大きくなれば生活費に回す) |
出口戦略 | 分配金のみ利用(資産の取り崩しはしない) |
要するに、お金が入ったときにVYMを買って、あとは死ぬまで放置するだけです。
この上ないくらいシンプルな投資方法かと思います(笑)。
放置しているだけで利益が出るの?
この投資方法の良いところは、放置しているだけで利益が出ることです。
VYMを保有していると、年に4回(3、6、9、12月)に分配金が入金されます。
2023年のVYMの分配利回りは3%程度ですので、仮に1,000万円投資していたとすると、3ヵ月に1回54,000円くらい(NISA口座なら67,500円)勝手にお金がもらえる感じとなります。
【ざっくり計算】
1,000万 × 3% = 30万円 ÷ 4 = 7.5万円 × 米国と国内の課税
私の投資の目的は、売買差益ではなくこの分配金の利益のみですので、売りで利益や損失を確定させることはありません。
私の米国高配当ETF投資方法のメリット
私の米国高配当ETF投資方法のメリットは、次の3つです。
- 分配金による安定した不労所得を期待できる
- 分配金だけでなく長期的には資産増加も期待できる
- めちゃくちゃ楽で簡単!
それぞれご説明しますね。
分配金による安定した不労所得を期待できる
1つ目のメリットは、分配金による安定した不労所得を期待できることです。
S&P500に投資してもマイナスになる年はある
通常、株価は上がったり下がったりしますね。
インデックス投資として人気の高いS&P500(私も投資しています)でも常に上がり続けている訳ではなく、年によってはマイナスとなってしまうこともあります。
直近だと、2018年と2022年はマイナスになっていました。
売買差益を利益と考える場合、このようなマイナスの年には損失となってしまいます。
VYMはリーマンショックの時ですら分配金を出している
一方で、VYMの分配金は非常に安定しています。
2009年、2010年のリーマンショック後でもしっかり分配金を出していました。
さらにリーマンショック後は一貫して増配しています。
分配金を目的として投資する場合、リーマンショック級の経済危機が起こったとしても、VYMは分配金を出してくれそうなので、安心して保有できると考えています(もちろん未来は分かりませんが)。
分配金だけでなく長期的には資産増加も期待できる
2つ目のメリットは、長期的には資産増加も期待できることです。
一般論としては「高配当を出しているのは成熟した企業だから、高配当投資では株価の成長は期待できず、資産を増やすのは難しい。」のように言われがちですよね。
しかし、過去データを見ると、VYMに投資することでS&P500とそれほど遜色ない程度の資産増加も期待できそうなことが分かります。
2020年以降はVOOの方が大きくなっていますが、それまでの期間はVYMの方が大きい期間も多いですね。
VYMの分配金を再投資することで、S&P500ほどではないにしても長期的な資産増加ができそうだと考えています(実際は特定口座の分は国内課税もかかるので、もう少し差は広がるかと思います)。
めちゃくちゃ楽で簡単!銘柄や買い時の分析もしなくて良い
3つ目のメリットは、とにかくめちゃくちゃ楽で簡単なことです。
個別の企業分析が必要ない
一般的に「株式投資には難しい企業分析や市場分析が必要不可欠」と思われているのではないでしょうか。
しかし、私の投資方法にはそのような分析は必要ありません。
だってVYMを買うだけですから(笑)。
VYMの組み入れ銘柄数は400以上もあります。非常に高い分散性がありますし、VYMの運用ルールに従って組み入れ銘柄は調整されますので、自分で個別の企業の分析をする必要はありません。
買いや売りのタイミングを考える必要もない
私の投資方法では、買いや売りのタイミングを考える必要はありません。
VYMを買える金額が貯まったら買い、売りは一切行わないからです。
「そんな適当で良いのか?割高で買うのは損だから(暴落などで)買いたい価格まで下がったときに買うのが最適なのではないか?」と言われるそうですね。
しかし、私は割り切って適当に買う方が良いという考えです。
- 株価が今後上がるのか下がるのかは誰にも分からない
- 過去のデータでは長期的に株価は上がっていっている
(未来に暴落が来るかもしれないが、暴落した価格が今の価格より高いかもしれない) - 買いたい値段まで下がったとして本当に買えるのか分からない
(もっと下がるはずと欲が出たり、もっと下がったらどうしようと怖くなって、結局は買えない)
いつ買うべきかを当て続けるのは、私のような凡人には不可能です。
「今買えば30年後には上がっていそう」というのが米国株の良いところです。だから今買うのです。
下がったときとか考えていたら、いつまで経っても買えないです。
それに、そもそも私の投資方法は売買差益ではなく分配金を目的としているので、買えるときに買えるだけ買って株数を増やすことが大事です。
出口戦略も簡単かつ信頼性が高い
私の米国高配当ETF投資方法は、出口戦略も非常に簡単かつ信頼性が高いです。
出口戦略は「分配金を使う」これだけですからね。
出口戦略とは、投資したお金を利用するときのルールのことです。
VYMの分配金は、リーマンショックのような大暴落の時を含めて安定して出ていたので、簡単かつ信頼性が高い出口戦略と言えます。
一方、売買差益を狙う投資方法の出口戦略は「ポジションを売って利益(または損失)を確定して、証券口座から出金する」ことです。
一見簡単そうですが、でも本当にそれできますか?
- 決済したあともっと上がっちゃったらどうしよう
- お金使いたいのに○○ショックで株価下がってしまった・・・
- いままで投資してきたのに出金するなんてなんかもったいない・・・
とか色々考えてしまうのではないでしょうか。
それってすごいストレスですし、使いたいときに限って暴落したりしたら、本当に悪夢でしかないです。
このような資産を取り崩すタイプの出口戦略は、よくFire(早期リタイア)本などで紹介されていますが、運要素の大きい机上論だと思っています。
まとめ
私の米国高配当ETF投資方法についてご紹介しました。
「VYMを買うだけ」という超単純な投資方法なので、バカにする人もいるかと思います(実際よくバカにされます。しかも投資素人にw)。
しかし、この投資方法は、私が投資や投機を実践してきて、様々な挫折や失敗を経験した結果として辿りついた方法です。
自分の身銭を切って投資していないエアプの評論家や初心者には分からない知恵が含まれています。
過去のチャートを見て結果論で話をしたり、データだけ見て机上論で戦略を立てて得意になる人も多いですが、そんなのはスタートラインに過ぎません。
実際の投資というのは、リアルタイムで動いている世界の中で、先が全く見えない状態の中、様々なメディアやインフルエンサーから「過去に例のない危機がくる」などの煽りを受けながら実践していくものです。
そういう世界で戦っていくための武器として、私はこのご紹介した投資方法を採用しています。
結果はどうなるかは分かりませんが(笑)、一緒に頑張りましょう。