EA運用を始めたいけど、どうすればよいのかな?
このような疑問にお答えします。
EA運用は裁量トレードに比べて始めるためのハードルが高いですよね。
私も初心者のときは、何をすればよいのか分からず非常に困りました。
この記事では、EAの運用を開始するためにすべきことを画像付きで解説しております!
EA運用を開始するためにすべきこと
- 証券会社の口座開設
- EAの入手
- MT4でEAを稼働する
参考にしてEA運用を始めてみてくださいね
証券会社の口座開設
EAを運用するためには、証券会社の口座を開設する必要があります。
とは言っても、どの証券会社でも良いわけではありません。
証券会社を選ぶ時の条件
次の条件を満たす証券会社を選んで、口座を開設しましょう。
- EAを稼働できる
- 取引条件が良い
- 安全性が高い
EAを稼働できる
大前提として、EAを稼働できる証券会社を選びましょう。
EAを稼働できない証券会社も意外とあるので、以下を必ず確認してください。
- MT4が利用できるか
- EAでの取引はできるか
証券会社のホームページを見て確認しましょう。
安全性が高い
次に、安全性が高い証券会社かどうかを確認しましょう。
- ちゃんと出金できるのか
- 悪い評判はないか
- 金融ライセンスを持っているのか
などをGoogleで検索して調べましょう。
取引条件が良い
証券会社を選ぶ条件3つ目は、できるだけ取引条件が良い証券会社を選びましょう。
- スプレッドが小さい
- スプレッドが安定している
- 注文の滑り(約定価格のずれ)が少ない
- プラス方向にも滑る
- キャッシュバックがある
私はこれらの条件を重視しています。
しかし、滑りなどは実際に取引してみないと分かりません。
そのため、口座を作る段階では、スプレッドが狭くて、できればキャッシュバックがあれば嬉しいな、くらいの感じですね。
おすすめの証券会社
おすすめの証券会社についてですが、分かりません(笑)。
というのも、どのような戦略をとるかによって「良い証券会社」は変わってくるからです。
それに証券会社の取引条件も、随時変わってしまうので、迂闊におすすめできません。。
私が利用しているのはICMarkets
参考までに、私が利用している証券会社はICMarketsです。
ICMarketsを利用している理由
- スプレッドが狭め
- 滑りは小さくないが、ポジティブに滑ることもある
- ドル円のロングがプラススワップ
- キャッシュバックがある
- 秒スキャでもキャッシュバックをもらえる
私の取引手法に合っているので、利用しています。
取引する度にキャッシュバックが発生(ドル円1万通貨の取引で40円)するので、取引で負けた時もメンタルを保ちやすいです(笑)。
キャッシュバック口座は、以下のリンクから開設することができますよ。
》ICMarketsのキャッシュバック口座開設を開設する絶対に避けるべき証券会社
私が利用している証券会社ということでICMarketsをご紹介しましたが、良い証券会社を選ぶのは難しいですよね。
と言うより、100%満足できる証券会社は、おそらく存在しません。
しかし、絶対に避けるべき証券会社は簡単にわかります!
それは、設立1年未満の「実績の乏しい新興業者」です。
実績の乏しい新興業者は、詐欺の可能性もありますので、初心者にはおすすめしません。
SNSやブログなどで紹介されていても、絶対に使わないようにしましょう。
EAの入手
証券会社の口座を開設したら、EAを入手しましょう。
EAの入手方法
EAの入手方法はざっくり3つあります。
- 有料のEAを購入する
- 無料のEAをもらう
- 自分でEAを開発する
初心者の方がいきなりEA開発するのは現実的ではないので、購入かもらうことを検討しましょう。
有料のEAを購入する
有料のEAは、以下で購入することができます。
- GogoJungle(ゴゴジャン)
- LET’S REAL(レッツリアル)
- MQL5
私はゴゴジャンにお世話になっており、EA購入だけでなく、自作EAの販売もしています。
これらの他に、SNSなどでは個人でEAを売っている人もいますが、トラブルが怖いので利用しないようにしていますね。
有料EAの値段は1万円~5万円程度のものが多いですが、中には10万円以上もする高額なEAもあります。
一般的な感覚で言うと、「値段が高いほど良いもの」な気がしますが、EAに関しては「値段が高いほど良い」という訳ではありません。
私は副業初心者の時に、YouTuberから22万円もする自動売買ツールを買ったことがありますが、ゴミでした…笑
ゴゴジャンやレッツリアルには数万円程度の安くても良いEAが色々あるので、初心者の内は10万円以上もする高額EAは買わないようにしましょう。
無料のEAをもらう
EAは以下の方法で無料でもらうこともできます。
- EA-BANKを利用する
- 個人間で無料EAをもらう
これらの方法がありますが、初心者の方はEA-BANKを利用する方が無難ですね。
EA-BANKが良い理由
- 100種類以上ものEAを利用できる
- 厳格な審査を通過したEAしか登録されていない
EA-BANKでEAの目利きができるようになってから、市販EAやその他無料EAに挑戦するのが安全です。
ところで、「なぜ無料EAがあるのに、お金を払って有料EAを買うの?」と思われた方もおられるのではないでしょうか。
実は、無料EAの多くは、無料ではないのです。
無料EAが取引する度に、無料EA提供者に報酬が入る仕組み(IB報酬といいます)になっているのです。
この報酬は、TariTali経由で口座を開設していれば、あなたが手にするはずだった報酬のため、目に見えないコストがかかっているんですね。
そのため、運用金額が大きい人や、長期運用する人にとっては、有料でEAを買う方がお得なのです!
とは言っても、初心者のときは有料EAを買うと失敗する危険も高いため、EA-BANKは良いと思いますよ。
自分でEAを開発する
EAはMQL4やMQL5というプログラム言語で開発することができます。
MQL4は直観的で分かり易いので、プログラミングをかじったことがある人(変数・条件分岐・繰り返し・オブジェクト指向が分かれば十分)なら簡単に開発することができますよ。
Javaをかじったことのある私は、サンプルコードを眺めて、あとはリファレンスを見るだけで開発できるようになりました。
プログラミングや取引手法に詳しい方には、EA開発はおすすめです!
EAを選ぶ際の注意点
EAを選ぶ際は、以下の条件を満たすEAを選ぶ方が安心ですよ。
- 単ポジタイプのEAを選ぶ
- バックテストやフォワードが公開されているEAを選ぶ
- 同じロジックタイプのEAを買いすぎない
これらの条件を満たすEAを使って適切な資金管理をすれば、大失敗はしないと思います(勝てるかは分かりません)。
単ポジタイプのEAを選ぶ
EAは保有するポジション数によって、以下の2つに分類することができます。
タイプ | ポジション数 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
単ポジ | 1つのみ | 損失管理がしやすい | 収益が安定しにくい |
多ポジ | 複数持つ | 利確しやすい | 大損しやすい |
多ポジタイプの方が安定した利益を出せますが、負ける時には大きく負けてしまいます。
多ポジタイプには、負けると一撃で全損してしまう可能性がある手法を採用しているものも多く、扱いが難しいです。
一方で、単ポジタイプは負けが重なることもあり収益は安定しにくいですが、一撃で全損のような大損はほぼありません(資金管理を間違えなければ)。
まずは「生き残って経験を積む」のが最優先なので、単ポジタイプから入門するのがおすすめです。
バックテストやフォワードが公開されているEAを選ぶ
EAを選ぶときは、バックテストやフォワードテストの結果を公開しているEAを選びましょう。
ゴゴジャンやLET’S REAL、EA-BANKでは全EAでバックテストやフォワードが公開されています。
しかし、SNSなどで出回っているEAでは、公開していないものも多いです。
「昨日は、○○万円の利益が出ました!」とか言って、取引結果の画像のみを載せてEAの宣伝をしているような方ですね。。。
正直、取引結果の画像なんて、加工すればいくらでも作れるので全く信用できません。
これらのデータを公開していないEAは詐欺の可能性が高いので、避けるようにしましょう。
同じような取引手法のEAを買いすぎない
EAの取引手法は、以下のようなものがあるのですが、同じタイプを買いすぎるのはやめましょう。
- アノマリー
- 朝スキャ
- ブレイクアウト
- トレンドフォロー(押し目買い・戻り売り)
- 逆張り
同じタイプ・同じ通貨ペアだと、同時に取引して大損してしまう可能性が高くなります。
特にアノマリー系は強いEAを作りやすく、ゴゴジャンやEA-BANKにも多く出品されていますが、アノマリー系ばかりでかためると、アノマリー系の不調時に大やけどしてしまいます。
EAの大まかな取引手法は販売ページなどに書いてあるので、しっかり確認して、被り過ぎないようにしましょう。
MT4でEAを稼働する
証券会社の口座を開設してEAを入手したら、MT4でEAを稼働できるようになりますよ。
MT4でEAを稼働する方法
MT4でEAを稼働する手順は、以下の通りです。
- 証券会社HPよりMT4をダウンロードする
- PCまたはVPSにMT4をインストールする
- MT4の初期設定をする
- MT4のフォルダにEAを格納する
- MT4のチャートにEAを設置する
MT4の画面は慣れない人には分かりにくいので、画像付きでご説明しますね。
1.証券会社HPよりMT4をダウンロードする
証券会社のHPより、MT4をダウンロードしてください。
証券会社によって異なりますが、トップページやマイページからダウンロードできる場合が多いです。
2.PCまたはVPSにMT4をインストールする
MT4をダウンロードしたら、次はインストールを行います。
ダウンロードした.exeファイルをダブルクリックすればインストールできますよ。
3.MT4の初期設定をする
MT4のインストールが完了したら、自動でMT4が起動されますので、以下を順番に行いましょう。
- ログイン
- 自動売買の許可設定
自動売買の許可設定は、次の手順で行えますよ。
4.MT4のフォルダにEAを格納する
MT4のフォルダ内にEAを格納することで、EAを利用できるようになります。
EAの格納手順
EAをコピーして格納しましょう。
格納した後は、ナビゲーター内のエキスパートアドバイザーを右クリックして、更新をしましょう。
エキスパートアドバイザーを、左横の「+」ボタンで展開すれば、EAを選択できるようになります。
5.MT4のチャートにEAを設置する
EAを格納したら、チャートにEAをセットすることで、EAで取引できるようになりますよ。
通常、EA毎に取引する通貨ペアの指定がありますので、その通貨ペアを選択してください。
※設定できる内容は、EAによって異なります。
これでEAのセットは完了です。
EAの取引ルールにしたがって、24時間取引してくれるようになりますよ。
STEP4のロット設定は、特に慎重に行いましょう!
初心者のころ、確認不足で10倍のロットで取引して真っ青になりました(笑)
EA運用についてのQ&A
FXって危なくないの?
FXの使い方を間違えると危なくなってしまいますが、正しく使えばそれほど危なくはありません。
ロットを上げすぎたり、損切をしなかったりすると危なくなるため、適切な資金管理と取引手法を確立し、それを守り続けることが大切です。
よいEAを使えば、ロット設定さえ間違えなければ、かなり安全かと思っています。
レバレッジって危なくないの?
「レバレッジは危ない」とはよく言われますが、レバレッジ自体は危なくありません。
なぜなら、仮にレバレッジ1000倍の口座だとしても、「どれだけリスクをとるのか?」の選択は自分でできるからです。
レバレッジ1000倍だから常に最大ポジションで取引しなければならない訳ではないのです。
仮にレバレッジ1000倍の口座であっても、1万通貨しか取引しなければ、1万通貨分の損失しか出ません。
VPSって何?絶対に必要なの?
VPSとはEAを24時間稼働させるためのパソコンみたいなものです。
家に24時間稼働できるパソコンがあるのであれば、VPSは必ずしも必要ではありません。
でも、私はVPSを利用したい派です。
家でパソコンを24時間稼働するのは、停電時に取引できなくなったり、パソコン故障時に火事になる心配があるからです。
VPSは安いものもありますので、試しに導入してみてはいかがでしょうか。
まとめ:まずは少額からEAを運用してみよう
EAの始め方についてご紹介しました。
EAは最初の設定こそ大変ですが、運用を開始すれば、放置していても24時間トレードしてくれますので、非常に効率的です。
私は会社員をしながら、家事・育児・副業(ブログ・株・情報商材の販売など)をしていますが、その片手間にEA運用をできています。
というか、EAはほぼ完全に放置してますので、何もしていません(笑)
慣れれば非常に便利ですし、何より楽しいので、まずは”少額から”EA運用を始めてみてくださいね。